Vol.5   「師匠について Part.2」2015年 12月 

 

Pt.Nikhil Banerjeeニキル・ベナルジー)氏はシタール、インド音楽を学ぶ方々だったら誰もが知っている伝説的なシタール奏者で、1986年に他界されています。

 

公には弟子をとらないことでも有名なニキル・ベナルジー氏に学んだロイさん、これから少しずつレッスンの風景を教えてもらっていけたらと思います。

 

 

 

Q. 家に楽器のメンテナンスにいらっしゃっていたニキル・ベナルジー氏の生音を間近で体感し、教えを請ったときの反応は?

 

ロイさん:じゃあ、明日家においでって。

 

Q. 初めてニキル氏の家での一番最初のレッスンの時のこと教えてもらえませんか?

 

ロイさん: よく覚えてるよ。まずちょっと弾いてみてって。それから一つヒンディの歌を教えてもらった。(Raga)Yamanのコンポジション。3分くらいの長さだけど、細かい所をきれいにして、一週間練習して、次の週に先生の所に行ってチェックしてもらって、次は(Raga)Gurjari Todiのタラナを習った。

 

Q. 次から次に異なるラーガを教わっていく感じだったのでしょうか?

ところでアーラープ(主奏者の演奏のはじまりの独奏部分)は学び出してどれくらい経って教わったんですか?

 

ロイさん:アーラープはね、習ったことがない。

 

Q. えーーーーーーーーっ!? 本当ですか?

 

ロイさん: 小さい頃から聴いてるから、自然と身に付いてくの。だから習ったことがない。

 

でも今、レッスンの時にはみんなに教えてる。みんなにとっては異国の音楽だから細かい所をチェックして伝えていかないとどうしても違う音楽になってしまう。

 

 

 

編集後記

 

外国の音楽を学ぶことは外国語を学ぶ様な楽しさ、難しさがあるのかな、と感じます。

 

さて12月20日(日)は西荻窪「音や金時」にて19時よりコンサートがあります。今回はサロードの関口さん、シタールの国分さん、タブラの佐野さん、久本さんも出演します。

みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

 

                                                                                                 取材/文 栗原崇